8.試運転(2) バックラッシの測定と調整
バックラッシ(Backlash)の測定と調整をしました。
以下の2点を調整しました。
(1)図中の、AとB(Bはボルトを使います)を半時計まわりに回すと、寸切りボルトが押し付けられて、テーブルそのものの軸方向の遊びがなくなります。締めすぎると寸切りボルトとアルミ製のテーブルがゆがんでしまいます。
(2)カミソリを締めると、Z軸を軸とするテーブルの回転によるガタがなくなりますが、締めすぎるとモーターへの負荷が大きくなり、脱調する可能性が増加してしまいます。私の場合、バックラッシが増加してしまいました。
緩すぎずきつすぎず、妥協点を探します。可動域全体でテーブルのガタを抑えて、バックラッシが最小かつ均一になるように調整しました。
X軸を載せた状態でのY軸のカミソリ調整はとても困難でした。
市販の工具が使えません。板製のスパナを曲げて使い何とか固定ナットを回しましたが上手くは回せません。MF70をCNC化されている皆さんはどうされているのでしょうか。
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before-after です。
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X軸、Y軸は使えそうにはなりましたが、Z軸方向の切り込み量が0.1mm程度の切削を考えているので、Z軸の0.04mmはちょっと大きいかなと思います。
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それにしてもスピンドルの回転音(特に高音域)何とかならないかなー。
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