2018年2月4日日曜日

ASAHI PENTAX SP 露出計修理

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ASAHI PENTAX SP 露出計修理

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上質紙にプリントアウトした計算ホログラム原画を、35mmフィルムカメラで撮影してホログラムにしようと、40数年前に新宿の東口にあったちいさな店舗のカメラ屋さんで購入した懐かしい中古のASAHI PENTAX SPを押し入れから探し出しました。


レンズは十分に使えそうな状態です。シャッター音もいい感じ。しかし、露出計が動きません。

私が小学生の時に買ってもらったおもちゃのカメラは、露出計なしでも写っていたんだから...。とは思っても露出計があるからには動かしたい。


そこで

(1)電池交換
PENTAX SPに入っていたボタン電池はHS‐B。水銀電池です。今は手に入りません。
大きさから、マンガン電池LR1130を購入してきました。
しかし。ガガーン。水銀電池HS‐Bは正極と負極が表裏反対だったのです。
電池ホルダー部がすり鉢状になっているので、裏返しでは入りません。
ボタン電池はみな同じだと思い込んでいたのがいけませんでした。


WEB検索したところ、SPを活用している多くの方が、体温計や補聴器に使われているアルカリ電池*R41をHS-Bの代替として使っていることを知りました。Oリングで径の不足を補っています。


早速ホームセンターへGO。
買ってきました。


うまく収まりました。



(2)接点清掃


電池を交換しただけでは露出計は動きませんでした。


WEBで検索。以下の記事が参考になりました。
(https)://oshiete.goo.ne.jp/qa/2041195.html



記事の通りに4本のねじを外して裏ブタを開け、接点を掃除しました。


露出計が動くようになりました。動きも良さげ。よかったー。

。。


水銀電池1.3Vとアルカリ電池1.5Vの電圧の違いは問題ないようです。


カメラの頭に“AOCO”の文字。これはAsahi Optical Co. の頭文字だそうです。



PENTAX SPは1964年から発売されたそうで、私のSPは50年程度経っていることになりますが、シャッターをきると、今でもフォーカルプレーンの良い音がします。

メカニカルな物っていいですね。


これで、機材が揃いました。1200~2400dpiのホログラムにチャレンジしてみようと思います。



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