2018年2月1日木曜日

5インチゲージ  台車の製作(その3)



注文していた部品が届きました。



モーター:津川製作所KM77
ベアリング:NSK6804ZZNR
セットカラー:岩田製作所SC2012C
シムリング:岩田製作所RF020028100
車軸用鋼材:SS400 Φ20*200

です。

残りは

  (1) プレートのレーザーカット依頼

  (2) 車軸の段付加工

  (3)芋ねじの固定部加工

です。

A. プレートのレーザー加工について
 レーザー加工では、ベアリングが納まる穴の径は、図面上でいくらにしておけばよいのだろう。

公差で指定できるのだろうが公差指定したら価格も高くなりそうな予感。

レーザー加工を依頼した経験がなく、未知の世界です。

加工業者に問い合わせ、テストを兼ねてとりあえず2枚依頼してみるつもりでいます。

 5インチゲージで使用する場合、モーターの通気孔は塞いだほうがいいかもしれません。地面から数cmの高さを走るので、土埃をもろにかぶることが考えられるからです。

とりあえず塞いで使ってみて、発熱が大きいようであれば開けようと思います。

B. 車輪
 私の技術では同じ寸法に8枚作るのはとても困難であると思い、完成品を購入いたしました。Φ102、軸穴Φ18です。

チャレンジしなければいつまでたっても機械加工技術の向上が望めないのですが・・・・;。



C. 車軸について
 規格品のベアリング内径から、車軸径を17mmと考えていました。しかし、購入した車輪は軸穴径が18mmでしたので、急遽図面を書き直しました。規格では17mmの次は20mmにとびますので軸径20mmとなりました。歯車の穴径も20mmに加工し直しました。

ちなみに車軸の太さをインターネットで調べたところ、『図解入門よくわかる最新金属疲労の基本と仕組み』という書籍の内容紹介の中に、一例だとは思いますが

蒸気機関車  220mm程度
新幹線0系   209mm
ディーゼル機関車 187mm
貨車 175mm
電車  172mm

との記述をみつけました。

電車の車軸172mmは、5インチゲージ(縮尺1/8.4)では20.5mmになりますので、縮尺的に実物に近づいたということでしょうか。



D. 図面チェック

図面を原寸で印刷して切り取り、組み立て具合を見てみました。






歯車モジュール1、小t 16、大t 95で、ベアリング6804ZZNRがぎりぎりに収まります。



※ 歯車の軸間距離の精度がでなかったときは、モーター固定用の穴を楕円にして調節しようと考えています。







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