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≪この記事は2013年11月18日に掲載したものの復刻版です。≫
通信会社を変更したことで、2018年1月16日をもってraspberrypiによる自作サーバーを閉じました。2013年7月5日以来4年6か月に亘りSDカードでのサーバー運用をしてきましたがSDカードのトラブルはありませんでした。
下記の操作はubuntuやdebianなどのLinux上のGpartedを使って同様に操作できます。
====[以上2018.02.04追記]==
Blog開設以来、raspberry pi も順調に稼動しています。
SDカードは書き換え寿命が数万回から数十万回、またデータ保持は十年から数十年 。
1日10回書き換えたとしても10年で3万6500回。10年はもちそうです。
それでも、クラッシュの不安は残りますので、バックアップのことを考えてDVDにまるごとコピーすることができる4GBのSDカードを使っています。
しかし、SDカードは同じメーカーの同じサイズであっても作られた時期などの違いによって微妙に容量が異なっています。そのために、同じサイズのSDカードを購入してもバックアップしたimgファイルを書き込める保障がないのです。
上の写真は私が使っているSDカードです。右側のカードほど利用できる容量が微妙に小さいです。
さて、SDカードのimg(イメージ)ファイルをDVDに保存する方法以外にバックアップの方法はないのでしょうか?
NucleusのデータやWordPressのデータ部のみを保存しておく方法も試してみました。phpMyAdminを用いてSQLファイルを保存するわけですが、仕組みを理解できていないのでなんとなく不安が残るのです。システムを再インストールしなければならない場合などはとても面倒です。やはりまるごとコピーしてバックアップしておくのが、私には単純でわかりやすいです。
そこで、インターネットで検索。見つけました。
『Raspberry Piで大きな容量のSDカードから小さな容量のSDカードへまるごとコピーする』という記事(h)ttp://myboom.mkch.net/modules/pukiwiki/171.html(2018年2月4日現在検索できないようです)です。
記事に出てくる”Gparted”をキーワードとしてさらに検索すると、GpartedはKnoppixなどのLinux にあらかじめインストールされていることがわかりました。
以前作ったUSB起動のLinux(Knoppix)を立ち上げてみました。
Gparted発見。 設定→Gparted です。
早速クリックして起動。日本語環境でわかりやすい。できそうな予感。
以下の手順で縮小まるごとコピーに成功しました。
【手順】GpartedによるSDカードの縮小まるごとコピー
1.まず縮小します。
a.SDカードの認識
32GBのSDカードを挿入しディバイスを更新すると、/dev/mmcblk0と認識されました。
b.パーテーション縮小
/dev/mmcblk0p2を選択しリサイズします。使用領域が小さいので2.5GBくらいまでリサイズできます。
必要サイズに設定したら、緑のチェックボタンをクリックして全ての操作を適用します。今回は3.416GBに縮小しました。
2. 4GBのSDカードにコピーペースト
a. 別のスロットに4GBのSDカードを挿入してディバイスを更新
私の場合は、ディバイスを探すと/dev/sdbとして認識されていました。全てのパーテーションを”削除”に設定し、全ての操作を適用(緑色のチェックボタンをクリック)します。
b. コピー&ペースト
【重要】コピー元のSDカードが爪でLOCKされていると、エラーが出ました。Linuxでは注意が必要です。2014年9月16日追記
コピーはパーテーションごとに2回に分けて行いました。まとめて行うとエラーが出て止まってしまいました。
コピー1: パーテーション/dev/mmcblk0p1 (56.00MiB)をコピーして/dev/sdb にペーストします。このとき、前方の空き領域を4MBに設定します。そして全ての操作を適用(緑のチェックボタン)します。
コピー2: パーテーション/dev/mmcblk0p2 (パーテーションサイズを3.34GBに小さくしてある。)をコピーして/dev/sdb にペーストします。このとき、前方の空き領域を0MBに設定します。全ての操作を適用(緑のチェックボタン)します。
c. 必要があれば、コピーしたパーテーションをリサイズ(拡張)して完了です。
何回かつまずきながらも、32GBのSDカードにバックアップしてあったraspberry piのシステムとプログをまるごと4GBのSDカードにコピーすることに成功しました。
容量の大きなシステムを容量の小さなSDカードに圧縮して収めるということではありません。
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